新しく購入したミットは固く、使えるまでかなりの時間がかかります。
しっかりとポケットを作る事でいい音が鳴り型崩れしにくいミットが完成します。
焦らず時間をかけてミットを作りましょう!
HEROでは社会人野球時代に捕手としての経験を生かしミットの作り方をご紹介します。
まずは特に中高生などにやってしまいがちな事は
・早く使いたくてとにかく柔らかくしてしまう
・型付け屋さんで最初にいっきに柔らかくしてしまう
どうしても新しい物は早く使いたいと思ってしまいますがほかの選手よりもワンランク上のミットを作るには
最初はグッとこらえて時間をかけましょう。
ミットに関しては最初に柔らかくしてしまうと元には戻りません。型も最初に余計な所を柔らかくしてしまうと
型崩れしてしまい、思った型になってもすぐにダメになってしまいます。必要な部分、自分の手にあった型に
時間をかけて仕上げましょう!
実際に選手時代のミット作りのスケジュールを紹介します。
3〜4月
親指の付け根や自分の動かす可動部をある程度ほぐし自分の型にしながらグラブハンマーでポケットになる部分を
かなり強く叩き続けます。それ以外は中にボールを入れてグラブベルトなどで巻いておくと型がつきやすくなります。
4〜5月
少し柔らかくなりポケットが出来てきたらマシンの球を受けたりブルペンで投手の立ち投げなどで強い球を取りながら
位置調整やしっかりつかめるように手になじませる。(グラブハンマーで出来るだけ毎日叩くようにします)
5〜6月
ブルペンで早い球が取れるようになってきたら実際に座って通常の投球練習で使用して変化球やワンバウンドなど捕球
動作で問題なく捕球できるか判断する。
7月
夏になると気温もあがりミット全体的にほぐれて来るので自主練やノックを受けたりしてピッチャーの球以外の実践的な
プレーも対応できるように使い込む。
8月
試合で使えるか判断し使える場合はレギュラーミットとして使用開始です!
思ったようなミットに仕上がらない場合はブルペン用・サブミットとして使用します。
ただ柔らかくするのではなく自分にあった型・使い方を考えながら使っていくと次に購入した時にさらにレベルの高い
ミットを作る事が出来るでしょう!
一般向け型付け方法
・とにかくポケットができるまで強く叩き続けましょう!
・型付けする時はできるだけ手にはめた状態で動かす部分だけをほぐす。
・可能な限り時間をかける。